二度の挫折と次の挑戦 ― 仕事で心を立て直す“7年目の法則”

セルフケアと成長

失敗の痛みを抱えながら、もう一度自分を整えるまでの道のり

社会人として働き始めてから、私のキャリアには“7年目の壁”が何度か訪れた。
最初の挫折は、技術営業職として7年目の頃だった。
当時、私は取引先のために全力を尽くしていた。
顧客が無理を言っても、納期や品質に困っていても、
なんとか支えたいという一心で走り続けた。

しかし、顧客の経営状況が悪化し、
支払いが滞り、売掛金が1億円近くまで膨らんでしまった。
課長とともに回収交渉を重ねたが、事態は進展せず、
最終的には顧客が他社に買収される形で幕を閉じた。
そのタイミングで課長は海外へ異動。
新しい上司たちは「担当者が責任を取る」として、
私を矢面に立たせた。

顧客に頭を下げ、社内の信頼も失った。
「スケープゴート」という言葉が頭をよぎった。
それ以来、技術営業の道に戻る誘いはすべて断ってきた。
それでも今、当時の課長と同じ職場で働いている。
彼はどこか申し訳なさそうに、
「井手の言うことならなんでも聞くよ」と言ってくれる。
あの頃の痛みを、互いに忘れていないのだと思う。

二度目の挫折は、支店業務職として7年目の時。
2020年、コロナで会社の業績が急速に悪化し、
社長が失脚。営業部門は親会社に吸収された。
釣り部での活動もあり、私は“社長派閥”の一員として見られていたらしい。
親会社では肩身が狭く、言葉にならない重圧を感じた。
「頑張ってきた時間が報われなかった」
そう感じた瞬間、心の中に空洞ができた。
利用し、利用される関係――。
会社という仕組みの中で、人の温度を見失いそうになった。

それでも、立ち止まってばかりはいられない。
次の7年目を迎える前に、もう一度自分を立て直そうと決めた。
2022年3月、日商簿記の勉強を始めた。
1日1時間以上、どんなに疲れていても机に向かった。
結果、2022年10月に簿記3級、2024年1月には2級に合格。
努力を形にできたことが、何よりの支えになった。

そして、今。
経理関連の仕事を任されるようになり、
念願の部署異動も視野に入ってきた。
2027年――次の“7年目”までに、
このチャンスをしっかりものにしたいと思っている。
あのときの悔しさも、挫折も、
決して無駄ではなかったと証明するために。

仕事は順風満帆ではない。
けれど、挫折のたびに人は鍛えられる。
傷ついた経験の中にこそ、
次の挑戦に向かうための種があるのだと思う。
7年ごとに訪れる“試練”は、
もしかしたら、私にとって心を整えるリズムなのかもしれない。

今日もまた、新しいページを開くように、
自分を少しずつ更新していく。
過去にすがらず、未来を焦らず。
小さくても、確かに前へ。

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