妹夫婦とのご縁が教えてくれた、“家族のかたち”の広がり

家族の時間と絆

近くにいる“心の支え”が、家族を優しく育ててくれる

2014年の春、妻の妹――のんちゃんが佐賀から上京してきた。
仕事を辞め、たった一人で新しい土地に飛び込む決断をした彼女を、
私は素直に「すごいな」と思った。
当時、私たち家族も横浜へ異動したばかりで、
知らない土地に馴染もうと手探りの生活をしていた頃だった。

のんちゃんは1年ほどわが家に居候した。
明るくて、よく笑って、気づけば家族の真ん中にいるような存在だった。
一緒に過ごすうちに、彼女の人懐っこさや前向きな姿勢が、
私たちの暮らしを少しずつ明るくしていった。
その後、彼女は横浜で一人暮らしを始め、
「この街が好きになった」と話していた。
きっと、のんちゃんにとっても新しい人生のスタートだったのだと思う。

2年ほどたったある日、
「結婚することになった。相手に会ってほしい」と連絡があった。
食事会で初めて会った彼は、仕事ができて、会話も上手で、
人としての柔らかさと誠実さを兼ね備えた人だった。
のんちゃんの人生にこんな素敵な人が現れたことが、
なんだか自分のことのように嬉しかった。
食事会の後、彼と2人でキャバクラに行くことになったのも懐かしい話だ。
どこへ行っても人気者で、
「のんちゃん、よくこの人を射止めたな」と感心したものだ。

今でも、のんちゃん夫婦とはよく会っている。
同じ横浜市内に住んでいるので、
一緒に食事をしたり、旅行に行ったり。
子どもたちは2人をとても慕っていて、
特に旦那さんの流暢な英語や穏やかな人柄に憧れている。
そのたびに、娘たちから
「パパももう少しこうなればいいのに」と言われ、
ちょっと傷つきながらも、
“理想の大人像”を見つけてくれたことが嬉しくもある。

私が子どもの頃は、大人のことを“遠い存在”だと思っていた。
でも実際に自分が大人になってみると、
みんな完璧ではなく、不器用で、悩みながら生きている。
だから私は、家族に自分の弱い部分も隠さないようにしている。
ダメなところも全部見せることで、
「大人も頑張って生きているんだ」と伝わればいい。

のんちゃん夫婦も今では2人の子どもの親になった。
忙しそうにしているが、笑顔が絶えない。
その姿を見ていると、家族というのは
“支え合う形”が人それぞれでいいのだと感じる。
血のつながりを超えて、
心で寄り添える関係がある――それもまた家族のかたちだ。

近くに親戚がいるということは、思っている以上に心強い。
助け合える距離にいることの幸せを、
これからも大切にしていきたいと思う。

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