結婚する前から、バーバ(妻の母)はいつも温かく見守ってくれていた。
誰にでも好かれる明るい性格で、困っている人を放っておけない。
そんな人柄に、私もずいぶん助けられてきた。
まだ妻と結婚する前、私は会社の寮で「ぴょこたん」というウサギをこっそり飼っていた。
もちろん、ペット禁止。バレたら一大事だ。
妻と一緒に暮らし始めることになったとき、この“ぴょこたん問題”をどうするか悩みに悩んだ。
そこで相談したのが妻。そして、妻を通じてやって来てくれたのがバーバだった。
「大丈夫よ、任せて」と言って、嫌な顔ひとつせず掃除を手伝ってくれた。
あのときの対応力と包容力に、ただただ感動した。
それ以来、バーバには頭が上がらない。
結婚してからも、そして娘たちが生まれてからも、ずっと支えてもらっている。
長女と次女が誕生したときには、出産にも付き添ってくれた。
妻にとっても心強く、家族にとっても安心できる存在だった。
その後も、佐賀の実家に帰省するたびに、子どもたちを温かく迎えてくれる。
今では娘たちが「ばーちゃんっ子」と呼ばれるほどの仲良しになった。
バーバは行動的で、年に二度ほど横浜にも来てくれる。
妹夫婦の家を訪ねたり、浅草やディズニーランドに孫たちを連れて行ったり。
そのパワフルさに、毎回のように驚かされる。
年齢を感じさせないエネルギーに、子どもたちもつられて笑顔になる。
最近は仮想通貨の話題になると、「バーバ、大丈夫かな?」と少し心配になることもある。
良い人すぎて、誰かに騙されていないか――そんなことまで気になってしまうのは、
それだけ大切な存在だからだ。
思えば、バーバの優しさがなかったら、
私たち家族の形は今とは少し違っていたかもしれない。
“手を差し伸べる”ということが、どれだけ人を救うのかを、
バーバはその生き方で教えてくれた気がする。
これからも、どうか元気でいてほしい。
そして、変わらず明るく笑っていてほしい。
バーバの笑顔が、家族の太陽のようにいつまでも輝き続けますように。


コメント