教育費の現実と向き合って――お金の不安を“見える化”したら、少し心が軽くなった話

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「教育資金口座」で、マイナス思考からプラス思考へ

子どもの成長はうれしい反面、「教育費」という現実が重くのしかかってきます。
わが家でも最近、妻が口にしたのは「お金が減っていくのを見るのがつらい」という一言でした。

共働きではあるものの、教育費や塾代の多くが妻の給与口座から引き落とされている状況でした。
残業をしなければ赤字になるかもしれないという不安――。
毎月の通帳を見るたびに、心がざわついていたのだと思います。

「子どもたちのために頑張っているのに、気持ちはどんどん苦しくなっていく」
そんな妻の姿を見て、何とかしたいと思いました。

まず最初に手をつけたのは「車」。
子どもたちが成長し、送迎の必要も少なくなってきたタイミングで、思い切って手放しました。
駐車場代、ガソリン、保険、車検、税金――年間にすると約50万円の固定費を削減できました。

それでも、妻の不安は消えませんでした。
「減る」お金を見ることが、心をすり減らすのだと気づきました。
そこで、発想を変えることにしました。

教育費を“生活費の一部”としてではなく、
「未来への投資」として“別の場所に見える化”すること。

家計から独立した「教育資金口座」を新たに作り、
必要な年度ごとの金額を一覧化しました。

教育費について費用必要年度完了
長女・次女 塾100万円2023年
長女・次女 塾150万円2024年
次女 中学校300万円2025年
長女 高校300万円2026年
次女 留学200万円2027年
次女 高校300万円2028年
長女 専門300万円2029年
次女 大学400万円2031年
残りトータル1,500万円

こうして目に見える形にしたことで、
「どれだけかかるのか」ではなく「いつまでに、いくら準備しよう」と考えられるようになりました。
不安が“計画”に変わる瞬間です。

今も家計に余裕があるわけではありません。
でも、ゴールを“数字”として持つことで、日々の小さな節約も「目的ある行動」に変わりました。
お金を整えることは、心を整えることでもある――そんな気づきをもらえたように思います。

これからの5年が、わが家の勝負どころ。
でも、焦らず、一歩ずつ。
今日も“ながら”の工夫をしながら、家族で少しずつ前へ進んでいきたいと思います。

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