受験とクレーンゲームとガチャガチャ。小さな選択が育ててくれたもの
子どもが自分の道を選ぶ瞬間というのは、親が思っているよりも早く、そして静かに訪れるものなのかもしれません。
次女がチアダンスを辞め、小学5年生から本格的に受験勉強を始めたとき、私と妻は驚きと戸惑いを隠せませんでした。“自分で選んだ道を歩きたい”――その強い意思を、まっすぐに見せてくれたからです。
都会の受験は想像以上にハードで、土日は8時間勉強することも珍しくない。
私たちが育ってきた環境とはまったく違う世界で、次女は歯を食いしばるように机に向かっていました。あの小さな背中が、毎日ほんの少しずつ大きく見えるようになったのを覚えています。
そんな中での息抜きが、クレーンゲームでした。
妻と長女と一緒にショッピングセンターへ出かけ、ぬいぐるみを取っては笑い、時には遠征のように大きなセンターまで足を延ばすこともありました。家に帰ると、“見て見て!”と誇らしげに戦利品を見せてくれたあの笑顔は、まさに次女のパワーの源でした。
クレーンゲーム依存症の話題が少し気になった時期もありました。しかし受験が終わると、自然とその熱はガチャガチャへ移行。最近のガチャガチャは精巧で、思わず「どうやってこの値段で…?」と感心するほど。
でも、そんな次女の“ハマる姿”を見るたびに、私は思うのです。
――この子は、好きなことに一生懸命になれる子だ、と。
受験が終わった今、次女はまた新しい挑戦を始めています。
海外に興味を持ち、英語の勉強を自分から始めた。
“いつか海外で働きたい”などと話す姿を見ると、親の想像をはるかに超える未来を描いていることがわかります。
そんな次女が、「3カ月の留学をしてみたい」と言ったとき、私は迷わず思いました。
――200万円くらい、喜んで払う。
お金の心配なんかしなくていい。
やりたいことを、好きなだけやって、生きていってほしい。
それは、ただの親バカかもしれない。
でも、“自分の意思でがんばる強さ”を見せてくれた次女への、最大のエールでもあります。
子どもが自分で選んだ道を、親は全部守ってあげることはできない。
けれど、その一歩を信じて送り出すことはできます。
クレーンゲームに夢中になっていたあの時間も、机に向かっていた長い休日も、
すべてが次女の未来につながる“積み重ね”でした。
これからも、ただ静かに見守りながら、
「やりたいことを、やりたいだけ」
そう言ってあげられる父でありたいと思っています。
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