不動産投資に惹かれた理由
2012年、東京への転勤が決まりそうなころ。
福岡で過ごした数年を振り返り、「やり残したことはないだろうか」と考えていました。
思い浮かんだのは、不動産のこと。
2011年にマイホームを購入して以来、家づくりやリフォームを通じて、
「不動産って、思った以上に奥が深いな」と感じるようになっていました。
そして、“せっかく借りられるうちに借りて、何か形に残しておきたい”という思いが芽生えたのです。
当時のワンルームマンション投資は、今のような悪いイメージはなく、
「ローリスク・ローリターンの堅実な投資」として紹介されていました。
まだ「かぼちゃの馬車事件」などのトラブルも表面化しておらず、
普通の会社員でも始めやすい空気がありました。
私が不動産投資に魅力を感じたのは、“返済が投資になる”という感覚です。
たとえば300万円を繰り上げ返済すると、月の返済額が1万円減る。
年間で12万円が浮くわけです。
それを単純に利回りに換算すれば、年利4%。
当時のデフレ環境で4%のリターンを得るというのは、かなり魅力的に映りました。
もちろん「物件の価値が落ちなければ」の話ではありますが、
立地さえ良ければ、リスクはある程度コントロールできる。
そう考えて、思い切って中古ワンルームを2軒購入しました。
結果はというと、手出しなしで月々5,000円のプラス。
大きく儲かるわけではありませんが、安定した“ちょっとしたおこづかい”のような収入が得られるのは、
心のゆとりにつながりました。
その後も、家計に少し余裕ができたタイミングで繰り上げ返済を重ね、
ローン残高を減らしていくことで、月々の家賃収入を少しずつ増やしていきました。
派手さはありませんが、地道に積み上げていく感覚が、自分には合っていたのだと思います。
それから十数年。
福岡の街はますます発展しています。
「天神ビッグバン」や「博多コネクテッド」、そして「地下鉄七隈線の延伸」など、
街全体が大きく生まれ変わりつつあります。
こうした都市開発が進むと、エリア全体の地価や賃料が上がり、
結果的に物件の価値も下がりにくくなります。
当時“博多は地味だけど堅実”と思っていた私にとって、
今の福岡の成長ぶりは、少し誇らしい気持ちにもなります。
不動産投資は、「お金のため」というよりも、
“暮らしの延長線にある安心”をつくることだと思うようになりました。
株や投資信託のように画面の中で増減する数字ではなく、
実際に人が住み、街の変化を感じられる資産。
そこには、時間をかけて育てる楽しみがあります。
今では「不動産投資=危険」というイメージもありますが、
結局は“無理のない範囲で、理解できるものを選ぶ”ことが大切だと思います。
福岡で始めたこの小さな投資は、私にとって「働きながら資産を育てる」最初の一歩でした。
これからも街の変化を見守りながら、ゆるやかに付き合っていきたいと思います。
【3年に1回300万円を繰上げ返済したときの月々のローン返済額】

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