「朗読してもらう贅沢」が、手の中で叶った日
Audible(オーディブル)を始めたきっかけは、ある本で読んだ一節でした。
「富豪が寝る前に本を朗読してもらうために、専属の人を雇っていた」という話。
なんて優雅で贅沢な時間の使い方だろう――そう感じた瞬間、
“その感覚を自分でも味わってみたい”と思ったのです。
スマートフォンひとつで、まるで誰かが自分のために本を読んでくれる。
そんな体験ができるAudibleに登録したときは、ちょっとしたワクワクがありました。
ところが最初は、思ったようにいきませんでした。
聴きながら家事やデスクワークをしても、内容が頭に残らない。
音楽のように“ながら聴き”ができず、ただ音が流れていく。
聴きたいのに集中できず、時間を持て余してしまいました。
そんなとき、ふと「聴くために歩こう」と思いつきました。
Audibleを聴く時間を“ウォーキングのためのご褒美時間”にしてみたのです。
これが、驚くほど良かった。
外の風を感じながら耳で学ぶ時間は、心と体の両方に効いてくるようでした。
物語や知識がスッと入ってきて、歩くたびに気持ちが整っていく。
「聴きたい」が「歩きたい」へと変わり、いつの間にか80分のウォーキングが習慣になっていました。
その結果――
体重は15カ月で 8kg減。
そして、長年悩まされていた腰痛も気づけば消えていました。
📊 歩数と体重の変化(2024年1月~2025年9月)

グラフを見ると、歩数の増加に合わせて体重が少しずつ減っていくのがわかります。
土日や在宅勤務の日は、聴きたさのあまり早朝にも歩くようになりました。
Audibleとウォーキング、この2つの“ながらの掛け合わせ”が、
心も体も整えてくれたのです。
健康のためだけに歩くよりも、学びや物語が伴うことで、
1歩1歩がまるで特別な時間になります。
体を動かしながら心を育てる“ながら習慣”――
それは、「ながら人ブログ」が大切にしている生き方そのものです。


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